全能の導き手

“わたしはあなたがたの父となり、あなたがたはわたしの息子、娘となる。──全能の主は言われる。」”

コリント人への手紙 第二 6章18節

神はどのようなときにも私たちの父です。

家族の血筋がどんなに周囲の環境が変わっても変わらないように、私達と神の関係も決して変わらないのです。

神は私たちのために、最善の道を一つ一つ開いていてくださるのです。

たとえそのように見えなくても、心の目で状況が変わっていくのを見るのです。

それこそが信仰です。

心の目の中に神の素晴らしい働きによって開かれた新しい世界をいつも焼き付けているとき、やがてそれが現実となって現れてくるのです!

ゆだねる

“ですから、神のみこころにより苦しみにあっている人たちは、善を行いつつ、真実な創造者に自分のたましいをゆだねなさい。”

ペテロの手紙 第一 4章19節

試練の中にあって、ことが思うように進まないとき、諦めたり、いらだっったりとさまざまな感情に襲われることと思います。

そのときにこそ、この聖書の言葉が語っているように、あなたの心を神に向けて、正しいことを行い続けるのです。

神はいつもあなたと主におられて、最善の働きを進めていてくださるのです。

そう思えないような状況の中でこそ、それを強く信じる必要に迫られるので、神との距離が近くなるのです。

そうしてやがて、神の導きを知り、人に惑わされずに、神に与えられた人生をまっすぐに生きることができるようになり、充実した人生が展開するのです!

少しずつ

“あなたが増え広がって、その地を相続するまで、少しずつ、わたしは彼らをあなたの前から追い払う。”

出エジプト記 23章30節

神の働きは目に見えて、突然起こることもあれば、少しずつ起こることもあります。

ある人との出会いで急に人生の方向性が変わったり、あるアイデアが急に問題解決に向かったりします。

私たちは困難なことに直面すると、そうした急展開ですぐにことが解決することを求めるものです。

しかし、神の働きはほとんどの場合、「少しずつ」なのです。

神の声に従って、普段の生活の中で小さな改善を積み重ねることで、状況が変わっていくのです。

毎日の小さな祈りと信じることの積み重ねが神の大きな働きを進めるのです!

価値ある言葉

“神に信頼し私は何も恐れません。人が私に何をなし得るでしょう。”

詩篇 56篇11節

私たちの周囲の人は、いろいろな批評を語り、それらを知らない間に受け入れてしまっているかもしれません。

しかし、神はいつも私たちにまだ気づかぬ可能性、眠っている才能、素晴らしい将来について語っています。

神の言葉は人の言葉よりも遥かに小さく、静かです。

しかし、その真理の深さは計り知れないのです。

なぜなら神は私たちに命を与え、私たちを導いておられるからです。

人の言葉を安易に受け入れるのをやめて、神の静かな言葉に耳を傾ける時、神が与えてくださる可能性とビジョンに向かってまっすぐ進めるようになるのです。

社会の価値観や尺度とは異なった、自分にとって本当に大切なものに気がつき、神に与えられた使命に向かってまっすぐに進むようになる時、私たちの人生は素晴らしいものになるのです!

本物の導き手

“主は私の光私の救い。だれを私は恐れよう。主は私のいのちの砦。だれを私は怖がろう。”

詩篇 27篇1節

私たちに命を与え、私たちの人生を導いておられる神は、天地万物全ての動きを支配しておられるのです。

季節の変化、星座の動き、天気に至るまで、何一つ人間の力ではコントコールできないものを全て極めて精巧に動かしているのです。

この神が私たちの人生に働いているのですから、周囲にどんなことが起こっても、どんな状況に追い込まれても、全ては神の計画のうちにあるのです。

私たちのどんな失敗も、謝った選択も、人々のどんな巧みな策略も神の前には全く無力です。

万能の神があなたと共に歩んでおられるのです。

困難な状況の中にある時には、神の導きを実感しにくいものです。

その時こそ信じる心が強められている時なのです。

今日1日、今に神の導きがあることを信じて最善を尽くすのです。

私たちが神の完璧な導きの中にあることを信じる時、神によって与えられる人知を超えた平安の中で生きることができるようになるのです!

人の策略に勝る神

“わたしはファラオの心を頑なにするので、ファラオは彼らの後を追う。しかし、わたしはファラオとその全軍勢によって栄光を現す。こうしてエジプトは、わたしが主であることを知る。」イスラエルの子らはそのとおりにした。”

出エジプト記 14章4節

ファラオはエジプトの王で、奴隷として扱われていたイスラエルの子らがエジプトから脱出するのを妨げようとしたのでした。

しかし、神の奇跡的な働きによって彼らは脱出することができたのでした。

今あなたがどんなに不当に扱われるような状況にいても、神は全てを見ておられます。

神の働きはどんな人の策略よりも強いのです。

神はあなたを愛し、あなたのために最善の人生を備えておられるのです。

意味もなくあなたを苦しめるようなことはありません。

たとえ、今の状況が厳しくても、その中で神に信頼し続け、正しいことを行い続けるあなたを、神は最善のタイミングで、さらに高いところへ引き上げてくださるのです!

溢れ出る信仰

“彼らは群衆のためにイエスに近づくことができなかったので、イエスがおられるあたりの屋根をはがし、穴を開けて、中風の人が寝ている寝床をつり降ろした。”

マルコの福音書 2章4節

友人の体の回復のために、本人すら信じることができなかった状況の中で、信じて行動に出たのでした。

批判や嫉みといった否定的な働きが溢れている世の中で、常に人を信頼し、感謝し、励まし続けることは容易ではないかもしれません。

自分の意思の力だけでは限界があるのです。

神がいつもあなたのそばにいて助け、励ましておられることを知るとき、神の愛があなたの中から溢れ出て、周囲に影響を及ぼすようになるのです。

周囲の人を励まし、助ける時、神はあなたをさらに高く上げてくださるのです。

開かれている扉

“わたしはあなたの前を進み、険しい地を平らにし、青銅の扉を打ち砕き、鉄のかんぬきをへし折る。”

イザヤ書 45章2節

神は私たちの前を進んでおられます。

どんなに厳しい状況の中にあって進むのが難しいように思えても、歩くのが困難な道を平にし、思うところ願うところを超えた扉を開いていてくださるのです。

今その道や扉が見えなくとも、信仰によってそれを見るのです。

信仰は目に見えないものを確信させるものなのです。

神の最善の働きが確実に進んでいることを知るとき、私たちは不必要な心配や恐れから解放されて、神の働き人としてどこまでも大きく用いられていくのです。

善を行い続ける

“失望せずに善を行いましょう。あきらめずに続ければ、時が来て刈り取ることになります。”

ガラテヤ人への手紙 6章9節

神は最善のタイミングを知っています。

そして、それはしばしば私たちの考えるタイミングよりも遅いものです。

何か回り道をしているように思ったり、自分の望む方向と反対方向に進んでいることがあります。

そのような時、私たちの希望と力は神の言葉と約束から湧いてくるのです。

今の状況や環境がどうであっても、神は確実に最善の働きを進めておられるのです。

神の計画がいつも最善であることは、後になってわかるものです。

神の導きの中にいないように感じる時、この聖書の言葉の通り、常に自分にできる最善を続けるのです。

最善のタイミングで、状況が展開していくのを見る時が、必ずやってきます。

かすかな細い声

“地震の後に火があったが、火の中にも主はおられなかった。しかし火の後に、かすかな細い声があった。”

列王記 第一 19章12節

神の声はいつも小さいものです。

本当に大切な人生の方向性を決定づけるような神の導きは、いつも小さな声です。

だからこそ、世の中の様々な喧騒から距離を置いて、静かに神の声を聞く時間を取る必要があるのです。

そうした習慣をつけるうちに、次第に、自分のうちに神が与えてくださった特別な才能に気がつくようになり、それを生かして神の働き人としてますます用いられるようになるのです。

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