“人の怒りは神の義を実現しないのです。ですから、すべての汚れやあふれる悪を捨て去り、心に植えつけられたみことばを素直に受け入れなさい。みことばは、あなたがたのたましいを救うことができます。” ヤコブの手紙 1章20～21節
私たちの怒りや、感情の乱れは、自分の力だけですべてのことをコントロールしようとするところから生まれます。
私たちが、自分の考え以外に、もっと素晴らしい道がどこかにあることを知っているのなら、私たちは自分の思う通りに事が進まないからと言っていちいち怒ったりすることはなくなります。
どんなに不当な状況に置かれても、それがまた新しい道を開くためのチャンスであるということを知れば、私たちはいつまでもその状況に怒ったりする事なく、それを自分を成長させるための機会として用いて、前向きに励むことができるようになります。
自分の今の感覚や自分の思いと異なるもっと素晴らしい道があることを信じることが、どんな状況の中でも平安な心を持って生きるための鍵です。
そして、そのためには、あなたを導いておられる神の存在の信じる事が必要なのです。
自分を遥かに超越した絶対的な存在を信じることなしに、自分の考えよりももっと優れた道があることを信じる事はできないのです。
自分の考えや、周囲の人の考えの中に答えがあると思っている間は、そうしたあなたの周囲の状況にあなたの考えが制限されてしまうのです。
はるかに自分を超越した大きな存在である神が、あなたを導いていてくれているという信頼があるからこそ、あなたはどんな時にもそれを信頼し、自分の考えに固執することなく、柔軟性を持ってあらゆる機会を成長の機会として捉えて歩むことができるようになるのです。
このことができるようになるとあなたはあらゆる状況の中で、決していつまでも怒ったりすることなく、自分の感情の起伏が、多少一時的にあったとしても、神の素晴らしい力と恵があなたの中に入ってきて、あなたは常に冷静な判断力を与えられ、素晴らしい将来を歩むことができるでしょう。
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