正しい歩み

そこでこの人たちは言った。「われわれはこのダニエルを訴えるための、いかなる口実も見つけられない。彼の神の律法のことで見つけるしかない。」ダニエル書 65

ダニエルはあまりにも神に忠実であったために、人々から嫌われ、最終的には彼にとって不利になるように神を礼拝することを禁じる法律を、彼を嫌う人々が王に働きかけて作らせたのでした。

そして人々はその法律が制定されたことを王に伝え、それでも神を礼拝し続けるダニエルを王に訴えて、獅子のいる洞穴の中に押し込んだのでした。

王は、ダニエルが何も悪いことをしているわけではないことを知っていたので、何とか彼を助けたかったのですが、群衆の力に屈してしまったのです。

ところが、神はダニエルを守り、獅子に囲まれながらも、何の傷を追うこともなく、洞穴から出てきたのでした。

そして、ダニエルを陥れようとした人々たちが洞穴に入れられると、たちまち獅子に食べられてしまったのでした。

聖書のこのストーリーは社会でよく起きている現象の比喩です。

神の前に正しい歩みをしようとする時、いろいろな障害や抵抗に会うものです。

正しい、真っ直ぐな歩みをしていても、予想外の策略にハマることがあるのです。

人はいろいろな尺度で見ますし、大衆はいろんな意見や価値観に左右されるのです。

しかし、神は全世界をいつも見ています。

正しい歩みをするものたちは必ず神によって引き上げられるのです。

ここに、聖書に基づいた正しい価値観を保ち続けることがとても大切な理由があるのです。

聖書が人々を長年にわたって捉え続けてきた理由があるのです。

人々の価値観は時代によって変わります。

しかし、人間に必要な真理は時代が変わっても、文化が変わっても、国や言語が異なっても変わらないのです。

あなたはその素晴らしい真理に今、触れることができるのです!

そして、その真理を着実に身につけ、守り続ける限りにおいて、あなたは神に引き上げられてどこまでも高く羽ばたいていくことができるでしょう!!

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