“そこで、悪魔はイエスに言った。「あなたが神の子なら、この石に、パンになるように命じなさい。」
イエスは悪魔に答えられた。「『人はパンだけで生きるのではない』と書いてある。」”
ルカの福音書 4章3~4節
私たちが生きている社会では、自らの能力を示すために、様々な方法で自分が貢献できることを探して、それを生かすことのできる場を探す必要があります。
そうして気がつくと、自らの価値を、周囲からどれだけ評価されているかで決めてしまっていることがあります。
聖書のこの箇所で、イエスはいろいろと試みを受けて、持つ力を人々に誇示させようとしましたが、イエスは全く取り合わず、まっすぐに神に与えられた使命に向かって進んでいったのです。
自らの価値は周囲によって決められるのではなく、今命が与えられていることが、既にあなたが神の子として大きな価値と役割が与えられている証拠なのです。
働きが社会的に見て大きいか、小さいかは問題ではありません。今自分がいるところで、自分のできることを精一杯にやり、人が見ているかどうかにかかわらず、神の前に常に最善を尽くし続けるのならば、神はすべての働きを見ておられ、やがて思うところを願うところを超えた素晴らしい所へと導かれることになるでしょう。
そして、何よりも、神に与えられた才能を最大限に用いて、毎日その日できることにベストを尽くしたと言う充実感の積み重ねが、幸せな人生につながるのです。
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