優先度

“私の主、神は、私の力。私の足を雌鹿のようにし、私に高い所を歩ませる。

ハバクク書 3章19節

忙しい現代の中にあって、誰もが何をまずやるべきなのか考えるでしょう。

私たちは、一時的に楽しそうに見えること、目の前に見えること、期限の決まっていることに、ついすぐに手を出してしまうので、気がつくと本当に離れたところからいつも見守っていてくれる神の存在を忘れてしまっていることがあります。

あらゆることが神の導きの中にあることを、いつも念頭に置くとき、日常の行動のパターンが変わってきます。

まず、神によって与えられる平安を第一にしようとします。

神によって与えられた自らの内にある才能を伸ばすために必要なことに時間を使うようになります。

人との関係の中にも神に与えられた愛が溢れるようになります。

神に与えられた可能性を遮るような関係からは距離を置くようになります。

そうして、あらゆる日常の行動の優先順位が変わり、行動のパターンが変わっていくのです。

やがて、気がつくと周囲が変わり、自分の状況も変わっていることに気がつくでしょう。

神によってデザインされたあなただけの人生が始まるのです。

神の存在を感じる

“しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように、翼を広げて上ることができる。走っても力衰えず、歩いても疲れない。”

イザヤ書 40章31節

疲れを覚えるとき、食事をして体を休めることは簡単にできますが、心を休めるのはなかなか難しいものです。

体を休めようとしても、ストレスから思うように眠れないこともあるでしょう。

世の中には心を休めるための様々な方法やグッズが溢れています。

しかし、どんなにテクノロジーが進化しても人間の心の本質は変わらないのです。

心が創造主と繋がるとき、自分の人生の導き手としっかり繋がるとき、心は自然と休まるのです。

変化の激しい現代にあって、様々な情報に溢れていると、いつの間にか導き手の存在を忘れて、自分でなんでもこじ開けなければいけないように思えて、心が休まらなくなるのです。

ときには心を休ませることにさえ、自分でなんとかしなければとストレスを抱えてしまいます。

思うように道が開けないときには、もっと素晴らしい道が用意されているのです。

試練の中にある時は、成長する機会を与えてくださっているのです。

あらゆる困難と思える中にいても、神の手の中にあって、いつも守られているのです。

メッセージや音楽や本やあらゆるメディアを通して神に触れる機会を作ることがこんなに容易な時代は歴史上ありません。

少しスピードを緩めて、少し立ち止まって、自分の命の与え主、人生の導き手に心を向ける時、今までにない平安を感じることができるでしょう。

嵐の中で人智を超えた平安によって立つ時、心が本当に休まり、新しい力を得るのです。

心をみる神

“主はサムエルに言われた。「彼の容貌や背の高さを見てはならない。わたしは彼を退けている。人が見るようには見ないからだ。人はうわべを見るが、主は心を見る。」”

サムエル記 第一 16章7節

あなたの周囲にいるどんな人にも、あなたの本当の可能性と才能と将来を知る事はできません。

人々はあなたが今までやってきたことであなたの将来を判断しようとします。

人々は今あなたがどんなところで、どんなことをやっているかであなたの価値を判断しようとします。

しかし人はうわべを見ますか神はあなたの心を見ているのです。

あなたが神と共につながって歩むようになる時、あなたはこれまで全く気づくことのなかった 自分の中にある才能や、これまでも考えもしなかったような将来のビジョンを 持つようになります。

それは 常識的な考えではありえないことかもしれません。

でもあなたの心が神に忠実に向かえば向かうほど、あなたの中には現実離れした神の大きなスケールのビジョンが与えられ、人々があなたを見る以上のもっと素晴らしい価値を自らの中に見いだすようになるのです。

あなたは人の評価や人の言葉や周囲の状況に左右されることなく、神との 関係に基づいて 将来を見るようになる時、 不思議な力と勇気が与えられ、あらゆる困難の中を進んでいくことができるようになるでしょう。

それでもの人生

“そのとき、カレブがモーセの前で、民を静めて言った。「私たちはぜひとも上って行って、そこを占領しましょう。必ず打ち勝つことができます。」”
民数記 13章30節

厳しい状況の中にあるときに、「それでも」と言い続けて、 前に進み続けることのできる力は、どこから生まれてくるのでしょうか。


本当に自分の力の限界に追い込まれ、もう自分の力だけではどうすることもできないような大きな壁に直面する時、自分の力を超えた大きなものの助けを求めざるをえなくなります。


その時にこそ、本当の神の力を知る時がやってくるのです。


いつも人知を超えた、大きな神の力の働きを意識し続けて、信じ続けて歩み続けていると、そのような大きな壁に直面しても、「それでも」神は私たちのために働いていてくださる、「それでも」神は必ず道を開いて下さる、と神の力と働きを信じて前に進むことができるのです。


自分の力ではなく、神の力に頼って歩み始める時に初めて、人間の力を超えた神の働きによって、新しい次元の世界に引き上げられるのです。


ただひたすらもがいて前に進もうとしているときにこそ、 神によって成長させられ、 そうした経験を通して神と共に歩むことを学び、 自分の力だけの歩みを超えた 大きな世界へと導かれるようになるのです。

大きなスケール

“あなたは知っているはずだ。だれがその大きさを定め、だれがその上に測り縄を張ったかを。”
ヨブ記 38章5節

いつも神の大きなスケールの世界に目を置くとき、日々の世界が変わって見えるようになります。


今あなたが見えている日常の世界、聞くことのできる状況は、実は神のスケールからすれば極めて小さなものに過ぎないのです。


飛行機に乗ったときに、窓越しに見える小さな家の数々を見たことがありますか?


どんな豪邸も小さな家も、点にしか見えません。


どんなに大きなトラブルや試練の中にあっても、天地万物をコントロールしている神の視点から見れば、小さなものです。


私たちはともすると、自分の目に見える小さな世界の中にとどまって、問題を極めて大きな山のように眺めていることがあります。


神とともに歩むようになるとき、人間的な視点とは全く別次元の遥かに高い神の視点から、自分の状況を見ることができるようになるのです。


それまでに山のように見えていた問題が、突然点に見えて来て、神の大きな力に後押しされるようになります。
そうやって、同じ周囲の景色が、変わって見えるようになり、人生が変わっていくのです。

信頼

“幸いなことよ主に信頼を置き高ぶる者や偽りに傾く者たちの方を向かない人。”
詩篇 40篇4節


私たちは、自分の計画と自分の考えの通りに物事が進みますようにと神に頼むことがあります。


特に困難な状況に直面すればするほど、なんとかこの状況から抜け出せをしてください、なんとか道を開いてくださいと神の前に祈るものです。


今の状況がどんなに困難なものであっても、すべて神の完全な計画の中に置かれていることを忘れてはなりません。


どんなに状況が自分が考えている 最善とは異なっていても、どんな理不尽な状況の中に置かれても、どんな人間関係の問題の中にあっても、どんな健康の問題にあっても、すべてそうしたことを 引き起こしているのは周囲の人や状況や何かが悪いのではなく、ただの神の最善の計画の中の1ページに過ぎないことをいつも心に留めておくのです。


その時あなたは様々な物事の原因を周囲に求めて、周囲を責めることなく、 ただありのままの現状を受け入れて、その中であなたが今できることに集中して、全力を尽くすようになるのです。


あなたが現在の状況を神の視点から眺めることができるようになる時、様々な不必要なしがらみから解放され、神に与えられた本当の才能を生かして生きることの素晴らしさを知る時が知るようになるでしょう。

悟り

“人は栄華のうちにあっても悟ることがなければ滅び失せる獣に等しい。”
詩篇 49篇20節


人々は幸せを見出そうと様々なものを追求しますが、本当の充実感と幸せな心は一体どこから生まれるのでしょうか。


多くの人が求めていたものを手にした後で、思っていたほどの充実感を覚えることがなかったり、また追い求めているものを得ることができず焦りと葛藤の中で中にいます。


聖書がここで語っている悟りとは、まさにそうした状況における状況を通して知ることのできる本当に大切なものすなわち神様とのつながりについて語っているのです。


私たちは世間の様々な価値観から離れて、神とのつながりの中で神に与えられた能力を最大限に用いて、神が与えてくださった人生に感謝し、神がいつも自分の存在を喜んでいておられることを実感して日々歩む時、私たちは周囲の様々なことに左右されることなく、本当に充実した人生を生きることができるのです。


人生は究極的には、神によって完全にコントロールされているのです。あなたがどんなにこれがベストだと思うことがあっても、神はあなたに与えたまた異なったまだあなたも知らない才能を用いてもっと素晴らしいことをなそうとしておられることがあるのです。


自らの考えの中の小さな世界を出て、神の大きなスケールの導きに委ねるとき人生はもっと素晴らしいものに変わっていくことでしょう。

小さな種

“すると主は言われた。「もしあなたがたに、からし種ほどの信仰があれば、この桑の木に『根元から抜かれて、海の中に植われ』と言うなら、あなたがたに従います。”

ルカの福音書 17章6節

私たちの神を信じる心はいつも強いわけではありません。

周囲の様々な状況の変化によって、心は揺れ動くものです。

しかし私たちがどんなに小さくても、 神につながり, 神の働きを信じる心を持つ限り、神は必ずその小さな心をとらえ、大きな働きに変えてくださるのです。

そして、あなたが厳しい状況の中で神の働きを信じることが難しかったような状況の中で、神に信頼して歩み続けるとき、神は思うところ願うところを遥かに超えて道を開いてくださるのです。

そうしてあなたの信仰はさらに育てられて強くなるのです。

人生の中に起こってきた神の導きを振り返るたびごとに、神への信頼と信仰は強くなるのです。

そうして育てられた神への信頼は、将来また大きな問題に直面するときに、後の助け導きそしてまた新しいステージへと導いていくことになるのです。

新しい道に気づく

“夕暮れには涙が宿っても朝明けには喜びの叫びがある。

私は平安のうちに言った。「私は決して揺るがされない」と。”

詩篇 30篇5~6節

私たちの周囲には、様々なものが私たちの前進を妨げようとしていることがあります。

目に見えない壁の前でもがいているときに、私たちは希望を見出せなくなってしまうことがあります。

その時こそもう一度神に立ち返るのです。

神はあなたのために最高の人生を用意してくださっているのです。

それは必ずしも社会が定めた理想のコースとは違うかもしれません。

神はオーダーメイドで、あなたに与えた才能を最大限に生かした道を整えておられるのです。

私たちはともすると社会が定めた画一的な常識を最善の道だと信じていることがあります。

神はあなたのために社会が決められるとは異なった素晴らしい人生を用意しておられるのです。

神によって与えられた人生を、あなたの信仰の目によって見るとき、 あなたの目の前には今まで想像もしなかった素晴らしい道があることに気がつくでしょう。

そして周囲に揺るがされることなく、まっすぐに素晴らしい人生を歩むことになるのです。

御声に聞き従う

“あなたが、あなたの神、主の御声に聞き従うので、次のすべての祝福があなたに臨み、あなたについて行く。”

申命記 28章2節

私たちが神の声を聞き、神の力に従って歩み始める時、思うところを願うところをはるかに超えて神の素晴らしい働きが進んでいくのです。

私たちは時として自分の考えだけで、自分の計画で物事を進めようとし、その通りにいかないときにストレスを覚え、怒ったり落ち込んだりしますが、そんな時、神はあなたの中に起こるあらゆる全てのことをコントロールしておられることもう一度思い起こしてください。

あなたの人生の中にどのようなことが起こっても、神が驚くような事は1つもないのです。

自分勝手な考えや社会の世の中の人々の言う事から少し距離を置いて静かに静まって、心の底に響く神の声を聞いて歩み始める時、あなたの人生は全く違ったものに変わっていくことでしょう。

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