正直な心

“敵は私のたましいを追いつめ私のいのちを地に打ちつけ死んで久しい者のように私を闇にとどめます。

それゆえ私の霊は私のうちで衰え果て心は私の中で荒れすさんでしまいました。”

詩篇 143篇3~4節

詩篇の中には勇者の正直な心の告白がたくさんあります。

どんなに神に大きく用いられた人であっても、いつも神への感謝に満ち溢れ、喜んでいたわけではないのです。

時には、嘆き、悲しみ、神を探し求め、不平を言っていたのです。

私たちはロボットではありません。

いろんな感情が乱れているのが人間です。

私たちは神ではないので、いつも強くはないのです。

ただ、この詩篇の勇者たちは、いつも神に立ち返ることを知っていました。

そして、落ち込み、悲しんだ後、神の素晴らしさに気付き、また神を賛美したのでした。

神は私たちのそうした心の変化を知っておられ、いつもあなたを助けるために側にいるのです。

神は私たちが、あらゆる助け人を失い、希望を失った時、本当に心の底から神を求め、神と繋がる事ができることを知っているのです。

孤独と逆境の中で、本当に神に出会うのです。

あらゆる否定的な環境は、神との結びつきを強くするための機会です。

そして、神と強く繋がるほど、ますます神の働き人として大きく用いられていくのです!

焦点を選択する

“私の力よ私はあなたを見続けます。神が私の砦だからです。

私の恵みの神は私を迎えに来てくださる。神は私に敵を平然と眺めるようにしてくださる。”

詩篇 59篇9~10節

現代は様々な情報が溢れているため、自分で選択しない限り、様々な情報に容易に流されてしまいます。

自分を勇気付ける情報で取り囲むか、否定的な、希望を失わせるような情報の中に溺れるかは、私たち次第なのです。

どんなに否定的なことを言われようとも、希望がないように思わされても、私たちにはいつも変わることのない神の約束があることを忘れてはなりません。

周囲の人にどのように扱われようと、何を言われようと、私たちは神の子供なのです。

神は必要な才能を与え、あなたにしかできないことを与えておられるのです。

周囲の人があなたの失敗を責めても、神はいつも温かく見守って、次の道をすでに用意しておらるのです。

いつも神の働き、導きを見続ける時、神が砦となって、あらゆる否定的な影響から守ってくださるのです。

そして、あらゆる困難を平然と眺めるようになって、神の働き人としてどこまでも大きく用いられていくのです!

つまずき

“つまずきが起こるのは避けられませんが、”

ルカの福音書 17章1節

人生ではつまずきを避けることはできません。

思わぬトラブルに巻き込まれたり、人の言動によって傷つけられたりするのが人生です。

時にそうした中にある時、自分だけが特別に大変な状況に置かれているかのように思う時があります。

全ての人がそうした試練に会いますが、その中でどのように反応するかが、神の働き方を変えるのです。

怒ったり、落ち込んだりしていつまでも引きずっていると、結局はそうした否定的な感情があなたの行動を妨げ、神の働きを止めてしまうのです。

あらゆる否定的な経験は、全て神に委ねるのです。

トラブルに巻き込まれたり、不当な扱いを受けているのを、神はいつまでも黙って見てはいません。

神は私たちの髪の毛の数を知っているくらいに、全ての状況を見ているのです。

不遇な環境の中で、静かに神を待ち、正しいことを行い続ける時、神が全てを用いて益としてくださるのです。

復讐は神の仕事です。

自分の中から否定的なことは全て神に任せて、神の働きを信じて、できることに集中し、前向きに歩み続ける時、思うところ願うところをはるかに超えた展開であらゆるトラブルから救い出され、神の働き人として大きく用いられていくのです!

言葉

“主に贖われた者はそう言え”

詩篇 107篇2節

私たちが発する言葉には力があります。

否定的なことや疑い、不満を言っていると、そのようなものを引き寄せます。

世の中にはそうしたものは意識しなくてもいろんなところから入ってくるものです。

しかし、意識を神の偉大な働き、神の約束に向ける時、生まれる言葉も変わってくるのです。

聖書にある神の約束、すなわち神はどんな時も共にいて、最善を導き、神と共に歩むものには不可能なことはないということを、聖書の言葉を通していつも語っていると、それらを真に信じるようになり、本当にそれが現実になって現れてきます。

この原則はあまりにも単純ですが、どんな状況にあってもそれを行い通づけるには、訓練が必要です。

肉体の訓練や頭脳のトレーニングがあるように、精神のトレーニングもあるのです。

神はそのトレーニングに必要な道具、つまり神の約束の言葉を聖書を通してすでに与えておられるのです。

それらを十分に生かして用いる時、あなたの人生は神に導かれて、思うところ願うところをはるかに超えて素晴らしいものに変わっていくのです!

天の上まで

“あなたの恵みは大きく天の上に及びあなたのまことは雲にまで及ぶからです。”

詩篇 108篇4節

神の働きは天の上に及ぶほど大きなスケールです。

どんなあなたが考える将来の最善の状態よりも遥かにもっと素晴らしいものなのです。

私たちは時とすると、自分の人生のスケールを小さな箱の中に留めてしまっている事があります。

自分の考えた計画の中で進む人生は、理想に見えるかもしれませんが、もっと素晴らしい大きなスケールの人生を神は用意されているのです。

自分の考えの枠を超えてチャレンジする時、全く予期もしなかった試練の中で孤軍奮闘する時、実は神はあなたの計画をはるかに超えた素晴らしい展開を備えておられるのです。

理解できないような大きなチャレンジに立ち向かっていく時、あなたの人生はもっと輝くようになるのです!

低地の神

“ときに、一人の神の人が近づいて来て、イスラエルの王に言った。「主はこう言われる。『アラム人が、主は山の神であって低地の神ではない、と言っているので、わたしはこの大いなる軍勢をすべてあなたの手に渡す。そうしてあなたがたは、わたしこそ主であることを知る。』」”

列王記 第一 20章28節

私たちは山の上にいて、事が順調に行っている時には、神の働きに感謝しやすいですが、あらゆる試練の中にあり、神がいるのかどうかわからないような低地にいる時には、神の働きを信じる事が難しくなります。

しかし、そのような時に事そ、実は神はもっと大きな働きを進めておられるのです。

次の大きなステージに向けて、訓練し、成長させる機会を与えているのです。

特に、孤独に追い込まれる時、神をもっと深く知るようになり、本当の神との結びつきが強くなるのです。

あらゆる逆境は、あなたが次のさらなる高みに登るサインです。

神の働きに信頼して歩む時、神の働きによって、あなたの人生は想像もしなかったような展開を見せるのです!

神の基準

“ことばであれ行いであれ、何かをするときには、主イエスによって父なる神に感謝し、すべてを主イエスの名において行いなさい。”

コロサイ人への手紙 3章17節

私たちの日々の行いには、いつも目的があります。

自分の役割を果たすため、楽しみのため、正しい評価をうけるため等々、、

私たちが自分や人の利害を超えて、神のために物事を行うようになる時、仕事や行動のレベルが変わります。

人が見ていようと、見ていなかろうと、どのような扱いを受けようと、どのような評価を受けようと、いつも神の前にベストを尽くすようになるのです。

人の基準ではなく、神の基準で仕事をするようになります。

人の利害ではなく、神への感謝と愛を通して思いやりが生まれます。

そうして、あなたの人生は思いもよらない素晴らしいレベルに引き上げられていくのです!

苦しみの中で神を知る

“この苦しみのときに彼らが主に向かって叫ぶと主は彼らを苦悩から救い出された。”

詩篇 107篇6節

私たちはいろいろなことがうまく回っている時には、自信を持つようになり、神の存在など気にしなくても生きていけるように思います。

本当に大きな壁にぶつかって、周囲に助け手がなくなったときに、神に出会うのです。

自分の中に語りかける小さな声に気がつくのです。

そうして、神とつながることで、私たちの心が整えられ、いろいろなアイデアが生まれるようになるのです。

人間的な考えのスケールを遥かに超えた神の大きな働きを知るようになり、今までには考えもしなかったことにチャレンジできるようになるのです。

あらゆる試練は、成長のための機会です。

神は全てを完全な計画の中においておられます。

神の導きを意識するようになるとき、世の中がこれまでと違ったように見えるようになり、人生が変わっていくのです!

許す

“私たちは、「復讐はわたしのもの、わたしが報復する。」また、「主は御民をさばかれる」と言われる方を知っています。”

ヘブル人への手紙 10章30節

いろいろな複雑な社会の中にいると、思わぬ人間関係のこじれから、また予想外の事態を通して、不遇な目に遭ったり、トラブルに入って、その状況や、そうなった人々に対する怒りや否定的な思いをいつまでも持ち続けてしまうことがあります。

そうした否定的な感情は、前進するためのエネルギーになりますが、それはとても効率の悪いエネルギーで、すぐに使い果たし、自らも疲れて、正しい判断ができなくなってしまうものです。

全てのそうした否定的な思いは全て純粋に忘れ去るのです。

否定的なことに対する報いは、あなたの仕事ではありません、

それは神の仕事なのです。

いつまでも否定的な感情を引きずっていると、結局最終的に自分の持つ本当の力を出せなくなります。

人生には予想外のことが起きます。

しかし、どんな状況になっても、あなたは神の守りと導きの中にあるのです。

あなたには将来が見えなくても、神はすでに次の道を用意しておられます。

過去の一切の否定的な思いを断ち切って、神の素晴らしい働きと将来の可能性、神がどんな状況にあっても守っていてくださることに心を満たし始める時、それまでに見えなかった選択肢が見えるようになり、思いもしなかったアイデアが生まれ、前向きな行動が取れるようになり、神の素晴らしい人生が展開していくのです!

目をあげる

主は、いつまでも見放してはおられない。

主は、たとえ悲しみを与えたとしても、その豊かな恵みによって、人をあわれまれる。

主が人の子らを、意味もなく、苦しめ悩ませることはない。

哀歌 3章31

ストレスや困難の中にある時、自分の視野が狭くなって内向きになるものです。

そんな時、目を外に向けて、何か人のために自分にできることを探してみてください。

何もできないように思えても、笑顔で人に挨拶することはできます。

心が沈んでいて、笑顔など出ない時に、そうやって、人々に笑顔で接していると、その行動自体が自然に心の状態を変えていくのです。

そして、何よりも自らの心を神に向けてみてください。

限界を感じる状況や環境から目を離して、否定的な情報や声から耳を遠ざけて、神の無限の可能性とスケールの大きさに目を向けるのです。

どんな時にも、優しい笑顔を持って「できるよ、守っているよ、そばにいるよ」と語りかけている神の愛と優しさに耳を傾けてみてください。

心の中が神の可能性と愛で満たされる時、どんな状況にあっても、内側から強められて立ち上がることができるようになります。

時には立ち上がるのに時間がかかることがあるかもしれません。

それでもいいのです。

神はじっと見守って励ましの声を語っています。

ある時、突然その声がふっと入ってきて急に心が変わって、状況が好転し始める時がきます。

困難な時間が長いほど、大きなチャレンジであるほど、次の人生のステージには大きな飛躍が待っています。

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