“それらは、あなたがたのために天に蓄えられている望みに基づくもので、あなたがたはこの望みのことを、あなたがたに届いた福音の真理のことばによって聞きました。”

コロサイ人への手紙　1章5節

私たちには「天に蓄えられている望み」があります。

どんなに今の状況が大変に思えても、必ずあらゆる困難から導き出し、困難を通して私たちを強くし、遥かに高いレベルへ導くことのできる神がいつもあなたのそばにいるのです。

私たちは「福音の真理の言葉」＝聖書にある言葉、つまり神からの約束によって、誰も見ることのできない希望を持つことができるのです。

私たちに耐えられない試練を与えない、全てのことを益として用いてくださる神がいつも温かい目であなたの歩みを見守っておられるのです。

現状や人の言葉でなく、神の約束に基づいた望みをいつも思い起こす時、私たちの心の状態が前向きになり、それがさらに大きな神の働きを進めるようになるのです！

“この苦しみのときに彼らが主に向かって叫ぶと主は彼らを苦悩から救い出された。”

詩篇　107篇6節

聖書には神を信じずに困難に陥った人々が、神に立ち返って、素直に助けを求めて、そこから救われた人々の話が溢れています。

私たちは困難な状況に陥ったとき、自分が1人になってどうしようもないような気分になることがあります。

そんな時、神はいつもあなたの歩みを温かい目で見守っておられることを忘れないでください。

私たちが素直に自分の力だけでなんとかしようとすることをやめて、素直に神の導きに従うと決めた時、あらゆる周囲の状況はその神の導きの1部であることを知って、すべての状況を不思議と受け入れることができるようになります。

私たちの人生を、生まれてから死ぬまで完璧な計画の中で導いておられる神に委ねる時、不確実な将来に対する不安が一気に消えてしまうことに気がつくでしょう。

絶対に間違うことのない、どんな状況からでも必ず導き出すことができる神とつながっているとき、今に集中できるようになります。過去の失敗や過ちもすでに神の計画の1部であり、神はそれを知った上でさらに素晴らしい道をあなたのために用意しておられるのです。将来にはあなたが考えることのできる最善を遥かに超えた、素晴らしい未来を用意されているのです。

不確実な要素を全て神にゆだねて歩むようになる時、私たちはあらゆる不必要なストレスから解放されて、内に持っている才能が開花し、素晴らしい充実した人生を送ることができるようになるのです。

“ただ一つのこと、すなわち、うしろのものを忘れ、前のものに向かって身を伸ばし、”

ピリピ人への手紙　3章13節

この聖書の箇所を語っているパウロは様々な困難に直面し、過ちも犯しました。

しかし、彼は「後ろの物を忘れ」と語っています。

人生に過ちや失敗はつきものです。

どんな間違った選択をしても、行動をとっても、どんなに不遇な状況に追い込まれても、神は私たちをどこからでも救い出すことができるのです。

突然の災難に思えるような状況さえ、実は全て神の計画の中にあるのです。

神の最善の計画の中に導かれていることを信じて、必要以上に過去の失敗や過ちを思い起こすことをやめて、前をむいて歩むことに集中するとき、神の働きによって扉が一つ一つ開いていくのを見るようになるのです！

“主は人の思い計ることがいかに空しいかを知っておられる。”

詩篇　94篇11節

私たちは計画を立てることが物事を確実に進めるために大切なことを知っています。

人生についても同じようにしようとしますが、予測できないことが起きるのが人生です。

思わぬトラブルや、健康上の問題や、様々な状況の変化で、計画が狂ってしまうことがあるものです。

しかし、どんな荒波の中にあっても神があなたのために備えた計画は決して変わらないのです。

神はあなたのために備えた最善の計画を確実に進めておられるのです。

静まって神の声を聞いてみてください。

神はあなたにどちらに進めば良いか小さな声で語りかけています。

ところが、神との繋がりを欠いているとき、その声が周囲の様々な雑音にかき消されて、思わずあなたのことをわかっているようで、わかっていない周囲の人の意見を聞いて、余計に混乱したり、正しい決断を下せなくなったりするのです。

世の中にはいかにも自分の人生は何でも自分の思う通りに変えることができ、コントロールできるかのような教えが溢れています。

でも、この聖書の言葉にあるように、神は人の考えによる計画がいかに当てにならないかを知っています。

それでも神は自分の力だけで進もうとする人の歩みを決して無理に止めようとはしません。

いつでも救いの手を差し出して、じっと待っているのです。

自分の考えと力だけで歩むことをやめて、神の導きを求め始めるとき、あなたの人生をすでに完璧にデザインしている神が、あなたを素晴らしい世界へと導きます。

あなたが変えることのできることは限られていますが、神はあなたの中にある才能を用いて奇跡を起こされるのです！

“神に信頼し私は何も恐れません。人が私に何をなし得るでしょう。”

詩篇　56篇11節

日々の生活の中で様々な否定的な考えがよぎる時、この言葉を繰り返してみてください。

周囲のどんな大きな権力も、どんな力も、どんな策略も人の手によるものは、神の前には力がないのです。

一時的にうまくいくように見えても、必ず神の手によって、正しくない働きは自滅するのです。

神の前に純粋な心を持って、正しいことを常に行い続ける時、神の力によって、あらゆるトラブルの中から抜け出すことができる時が来るのです！

“私の心が衰え果てるとき私は地の果てからあなたを呼び求めます。どうか及びがたいほど高い岩の上に私を導いてください。”

詩篇　61篇2節

神は私たちを今の状況からはるかに高いところへ導こうとされています。

いつの間にか常識に囚われた考えを捨ててみてください。

あなたの中には神がすでに供えられた素晴らしい才能が眠っているのです。

神の力によって、それが開花する時が来るのです。

神は最善のタイミングも備えています。

世の中には、自分の人生を成功に導くためのいろいろな方法が満ち溢れています。

しかし、人間の力でできることのスケールは限られているのです。

自分の考えられる最大の素晴らしい人生を遥かに超えた、もっと豊かな人生がすでに備えられているのです。

自分の考えと計画の範囲を超越して、新しい世界に飛び込んでみてください。

思うところ願うところを遥かに超えた人生が展開していきます！

“そこで別の舟にいた仲間の者たちに、助けに来てくれるよう合図した。彼らがやって来て、魚を二艘の舟いっぱいに引き上げたところ、両方とも沈みそうになった。”

ルカの福音書　5章7節

神は私たちに様々な出会いを与えてくださっています。

その中で、どのような人との関係を大切にするかはあなたの選択次第なのです。

あなたの人生のスケールは、あなたが普段付き合う人とのスケールによって決まっていくのです。

もしあなたの周囲にいつも不平不満ばかりを言って、スケールの小さい人生を生きている人とは、距離を置くべきなのです。

大きなビジョンに向かって、まっすぐに神の働きを信じて進み続けている人たちを、あなたの周りに備えていくことが大切なのです。

あなたの周囲の人間関係は、時々あなたには完全にコントロールできないこともあるでしょう。

もしあなたの周囲にあなたが理想とするような人が全くいなくても、あなたは本を読んだりまたインターネットやYouTubeを通して、様々な人の人生に触れることができるのです。

現代のデジタル化が進んだ時代の中にあって、私たちはとても恵まれた環境の中にいるのです。

バーチャルを通して、自分の周りにいつも真剣に生きている人たちのつながりを作ることができるのです。

そうしたことの積み重ねによって、あなたの周囲に刺激を受ける人を備えて行く時、あなたは様々な 力を得て、前進していくことができるでしょう。

やがてあなたは自らが周囲を刺激する存在となって、世の光、地の塩として、大きく羽ばたいて、神の働き人として用いられていくことになるのです

“それは主が苦しみの日に私を隠れ場に隠しその幕屋のひそかな所に私をかくまい岩の上に私を上げてくださるからだ。”

詩篇　27篇5節

この聖書の箇所にあるように、ダビデは周囲が家族まで含めて全て敵だらけの中にあっても、神の働きを期待し、信じ、神の働きによって導かれることを常に宣言し、希望を失なわずに前に進み続けたのでした。

私たちも時として周囲が八方塞がりに思えるような状況の中に導かれることがあるかもしれません。

しかしどのような状況も全て神の働きの中にあることを忘れてはなりません。

どんなに自分にとっては都合が悪いと思えるような状況でも、神は全て完璧な計画の中に導かれているのです。

どうしてそうだったのか、どうしてこんな状況にいるのか、どうしてなかなか状況が改善しないのかと否定的な質問を自分に問いかける代わりに、神がこの状況を通して自分を成長させ、必ず次の新しいステージに向けて自分を成長させてくださっているのだと言うことを自分に言い聞かせ、信じ続け、その中で正しいことを確実に一つ一つやり続けるとき、あなたは最善のタイミングで神の手によって素晴らしい思いもよらない、次のステージへと導かれる時がやってくるでしょう。

私たちは、いつも神に比べて短期的な視点でしかものを見ることができません。

しかし、私たちに命を与え、私たちの人生全体を見渡して、完全な計画を進めておられる神は、必ずすべてのことをあなたの素晴らしい人生のために用いられているのです。

私たちがそのことを本当に心から信じ受け入れるとき、あなたはどのような状況の中でも決して失望することなく前進し続け、そして神の働き人として大きく用いられていくことでしょう。

しかし、ノアは主の心にかなっていた

創世記６：８

私たちは色々な人に出会いますが、励まされ、不思議と力を与えてくれる人がいるかと思えば、一緒にいると疲れてしまう人もいます。

人はそれぞれ自分の中にイメージを持ち、自分の中で対話しています。

いつも否定的な言葉を自らに語っている人は、自然とその否定的なエネルギーを外に出してしまうものです。

逆にいつも自分の中に前向きなイメージと言葉を持ち続けていると、それが自然に人に伝わります。

私たちは周囲の影響を受けやすいものなので、いつも一緒にいる人をよく選ぶ必要があります。

同時に、私たちはどんな状況の中にあっても、神の子供として、周囲に影響を与えることができるものになれるのです。神の言葉をいつも自らの中で繰り返すことで、神の心に叶ったものとなり、神の力を受け、それを周囲に伝搬させるものになっていくことができるのです。

周囲の状況や人の言葉に関係なく、自らの内の神の言葉によって、自分を励まし、力づけることができるようになるとき、あなたの前進を止めることができるものは何もなくなるのです！

“主は私に言われた。「これらの骨に預言せよ。『干からびた骨よ、主のことばを聞け。

神である主はこれらの骨にこう言う。見よ。わたしがおまえたちに息を吹き入れるので、おまえたちは生き返る。”

エゼキエル書　37章4～5節

この聖書の箇所で語られているように、あなたの現在の状況も骨と残骸だけが転がっているような、希望が持てない状況にあるかもしれません。

しかし、ここでエゼキエルが行ったように、希望がないように見える状況に向かって、神の約束とビジョンを語り続けるのです。

よくならないよとか、無理だよという声を内に聞くたびに、

「私は私を強くしてくださる方によってどんなことでもできる」

「神はいつも共におられ、砂漠に道を荒野に川を造られたように、私の人生にも奇跡的に働いて道を開いてくださる」

「神は誰も閉じることのできない扉を開いておられる」

と聖書の神の約束の言葉を語り続けるのです。

そして、将来は神が導いてくださっていることを信じて、今に全力投球するのです。

やがて、神の働きによって奇跡的な方法で、大きなビジョンが一つ一つ実現していくのを見るようになるでしょう！

そうやって、神と共に歩むことの素晴らしさを学び、素晴らしい人生が展開していくのです。

あらゆる試練はさらに大きな神の働きが現れる前兆なのです！