何者ですか?

“しかし、「彼には、それが義と認められた」と書かれたのは、ただ彼のためだけでなく、

私たちのためでもあります。すなわち、私たちの主イエスを死者の中からよみがえらせた方を信じる私たちも、義と認められるのです。”

ローマ人への手紙 4章23~24節

私たちはしばしば自分のやっていること、職業に基づいて自分の存在価値を決めてしまうことがあります。

思うように物事が進まなかったり、自分の役割が果たせなかったり、不当な扱いを受けたりすると、自分の存在価値が否定されたような気がして、怒ったり落ち込んだりするものです。

そんな時、神は私たちが何をしているか、何をしたかで、私たちの価値を決めたりしないことを忘れないでください。

神は、命を与え、私たちの存在を喜んでおられるのです。

いつも神に与えられた能力を最大限に用いて、前に進もうとしていること自体を喜んでおられるのです。

神の温かい視線をいつも感じていますか?

私たちは神の子供なのです。

神の大きな愛で包まれる時、どんな環境におかれようとも、周囲に影響されることなく、内側から湧き出る無限の力によって力強く歩めるようになるのです!

心が一つになる

“主はその御目をもって全地を隅々まで見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力を現してくださるのです”

歴代誌 第二 16章9節

神は私たちが不完全な存在であることを知っておられます。

間違いもしますし、正しい判断や行いができないこともあります。

神はそうしたあらゆる私たちの足りない点を全て補って、私たちのために道を開いてくださるのです。

過去の過ちを後悔したり、足りない能力を嘆いたり、将来に不安を抱いたりする代わりに、神の大きな愛と、働きの大きさに目を向けるだけで良いのです。

私たちのあらゆる過ちを覆って、なおも私たちのために最善を用意しようとしておられる神の大きな愛に気がつくとき、心が自然に洗われて、あらゆる否定的な思いが不思議なように消えていきます。

そして、神の大きさに目を向ける時、希望が内から湧き上がってくるのです。

世の中には人間的な方法で、自分の意志の力でなんとか自分を変えようとする教えが溢れていますが、どんなに自分で頑張ったところで、人間の意志の力には限界があるのです。

それが人々が一時的にしか変わることができない最大の理由なのです。

私たちの心が神と一つになるとき、天地万物の創造主の大きな力に突き動かされて、思うところ願うところを超えた素晴らしい世界が開かれていくのです!

用いられる

“あなたの御手のわざを人に治めさせ万物を彼の足の下に置かれました。”

詩篇 8篇6節

「御手のわざ」=神の働き を「人に治めさせ」=あなたを通して行うために、神はあらゆるものを足元に置いて、コントロールできるようにしているのです。

あなたは神の働き人として用いられているのです。

神の働き人であれば、神のスケールのことが起こるのです。

大空の星や大自然を見てみてください。

神のスケールはあなたの想像を遥かに超えているのです。

つまり、あなたの考えることのできる範囲を遥かに超えた大きな働きが用意されているのです。

そのために、神はあらゆるものを働かせようとされているのです。

現状の問題ではなく、神のスケールに目を向けてみてください。

希望と行動する力はここから生まれるのです。

天地を動かす力と一体になる時、あなたの働きはあらゆる限界を突破するのです!

希望に捕われた人

“望みを持つ捕らわれ人よ、砦に帰れ。わたしは今日もまた告げ知らせる。二倍のものをあなたに返す、と。”

ゼカリヤ書 9章12節

希望の捕われ人になっていますか?

どんなに状況が変わっても、どんなことを言われても、どんな扱いを受けても、神はあなたを尊い存在として認めておられ、あなたのために道を開いているのです。

神が私たちを見るように、自分の存在価値を捉えていないと、周囲によって、自分の価値が決められてしまい、いつの間にか、それを自然に受け止めてしまい、人生のスケールが小さくなってしまいます。

人はあなたが今まで何をしてきたか、今何ができるかであなたを判断しようとしますが、神はいつもあなたの中にあるまだ見ぬ才能を知っておられ、それを用いてあなたが輝くことのできる道を知っておられます。

周囲からの声よりも、神からの声に耳を傾け、いつも神の働きに集中し、神の導きを求め続ける時、私たちの中には、決して消えることのない希望が生まれ、希望の捕われ人になります。

その時、あなたは誰も見ることのできない可能性を見ることができるようになり、夢の実現にむけて行動せざると得なくなり、どんな状況の中でも、着実な歩みを続けるようになるのです。

やがて、神の大きな働きが動き、周囲の人の声がいかにあてにならず、神の導きがいかに素晴らしいかを知ることになるでしょう!

天地万物を動かす神につながる時、あなたの前進を止めるものは何もなくなります!

人生の導き手

“あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。”

ペテロの手紙 第一 5章7節

思い煩い、心配がなくなることはありません。

どんなに優れた人でも、将来を全て予測することは不可能だからこそ、どんな人にも心配事がやってくるのです。

ただ人によって、その受け取り方が違うだけです。

心配事を真正面から受け止めてしまう人がいる一方で、それをうまく処理できる人がいるだけのことです。

人はいろんな方法で心配事から来るストレスに対処しようとします。

しかし、人間的な方法は一時凌ぎに過ぎないことが多いものです。

私たちの寿命をコントロールし、人生を完璧に計画しておられる神はあなたのことをいつも気にかけておられるのです。

たとえ、あなたが試練や困難の中にあっても神はいつも共におられるのです。

予想を超えた試練の中にある時、孤独で何も助けがないように感じるかもしれません。

その時こそ、もう一度あなたに命を与え、人生を導いておられる神がいることを思い起こすのです。

神はいつもあなたと共に歩もうとしておられますが、無理やりあなたの人生に介入しません。

特にあなたが試練や困難の中にある時にはそうです。

困難の中にある時、焦って色々と動き回って、悪循環に陥ることがあるものです。

天地万物をコントロールしておられる神が、あなたを守っていてくださることを感じるまで、今の問題のことは忘れて静まって、心を落ち着かせてみてください。

心の底に静かに響く神の導きに耳を傾けてみてください。

そうやって、神と共に歩むようになる時、周囲のどんな状況にも左右されることなく、神に導かれた人生を真っ直ぐに歩むようになり、驚くような神の導きと働きを見るようになるでしょう!

岩の上に立つ

“ですから、わたしのこれらのことばを聞いて、それを行う者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人にたとえることができます。”

マタイの福音書 7章24節

この聖書の言葉で、岩は、あなたの中にある揺るがない心の拠り所のことを指しています。

私たちは自分の存在価値を色々なものに基づいて持っています。

自分が貢献できる仕事や、家族や友人、社会のコミュニティー等、人は自分が属している人間関係の中で自分の存在価値を感じるものなのです。

しかし、自分の属する組織は時間と共に変わります。

そして、私たちの立場もそれに応じて変化するのです。

時には組織に必要とされ、大切にされる時があれば、時には無視され、冷遇されることもあるものです。

人は社会の中で生きるように作られているので、そうした周囲の変化の影響をうけるものです。

神はそのことを知っているからこそ、この言葉を与えておられるのです。

周囲の人がどう言おうと、どのように扱われようと、あなたは神にとって高価で尊い存在なのです。

そして、神はいつもあなたが今持っているタレントを用いて、今いるところで、輝くことができるように導いていてくださっているのです。

今あなたがいるところで、何か周囲の人のためにできることはないでしょうか?

どんな小さなことでも、できることを忠実に行動に移すのです。

人との比較ではありません。

あなたが今できることを、手を抜かずに完璧にやっているかどうかなのです。

自分の置かれた環境、自分の将来等々、自分に焦点を当て続けていると、今できることが見えなくなってしまいます。

自分の殻から抜け出して、周囲の人のために、何かできることを探してみてください。

神は必ずあなたが今いるところで、今できることを示してくださいます。

それを着実に行い続ける時、神があなたの思うところ願うところを遥かに超えて素晴らしい人生を開いてくださるのです!

神の子供

“愛する者たち、私たちは今すでに神の子どもです”

ヨハネの手紙 第一 3章2節

私たちは、ついつい過去の失敗や過ち、自分の足りないところに目がいってしまうものですが、そんな時にこそ、神の働きの大きさに目を向けるのです。

この聖書の箇所にあるように、私たちは神の子供なのです。

私たちが子供たちに必要なものをいつも備えてあげていたいと思うように、神はあなたのために必要なものを全て備えておられるのです。

私たちは色々な限界から、子供達が必要とするものを全て備えてあげることはできないことがありますが、神は万能なのでどんなものでも与えることができるのです。

私たちが子供たちの健康のことを考えて、なんでも欲しがるものを与えないように、神にはあなたの人生にとって最善なものが何かを知っているのです。

今足りないものや、不足していると感じているものがあるなら、それはただ単に時間の問題のことが多いのです。

神に与えられたビジョンに忠実に歩み続ける時、必ず神の働きによって、最善のタイミングで必要なものが一つ一つ備えられていくのです。

自分の力を遥かに超えた、大きな神の力があなたのために働いているのです。

何者もそれを止めることはできないのです!

あらゆる力に打ち勝つ

“確かにわたしはあなたがたに、蛇やサソリを踏みつけ、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を授けました。ですから、あなたがたに害を加えるものは何一つありません。”

ルカの福音書 10章19節

神があなたと共におられるのなら、あなたに敵対できるものは何もないのです。

イエスを死から蘇らせた力が、あなたの人生の中に働いているのです。

自分の思うようにことが運ばなかったり、予想外のトラブルに巻き込まれたりする時、私たちはこの大切な真理を忘れて、周囲の状況に囚われてしまっていることがあります。

現在の状況に不平不満を言う代わりに、厳しい状況の中で、この神の力の大きさを宣言し続けるのです。

問題の大きさではなく、神の働きの大きさに視点を合わせ続ける時、どんな状況の中からも神はあなたを導き出すことができるのです。

絶望的に思えるような状況の中で、この神の働きに希望を置く時、前向きに行動する力が湧いてくるのです。

そして、今の状況の中で、自分にできる最善を尽くすようになり、思いがけないチャンスを手にして道が開かれていくのです!

神の導きを求める

”そこで人々は彼らの食糧の一部を受け取った。しかし、主の指示を求めなかった。”

ヨシュア記 9章14節

私たちは日常の生活の中でついつい人々の意見や、世の中の情報に影響され、それらを鵜呑みにしてしまいます。

小さい頃から人から教えられ、教育を受けてきた私たちは、自分の中にいつも最善の答えがあるとは簡単に信じることができないことがあります。

確かに間違った行いをしないように訓練されることも必要でしょう。

社会の中で生きていくためには、人と協力することが欠かせませんし、様々な規律を守らなければなりません。

しかし、あなたの中には神に与えられた誰にも見ることのできない素晴らしい才能、能力が与えられていることを忘れてはなりません。

あなたの周囲の人はそのことに気がつかないことが多いものです。

人はあなたが今まで何をしてきたかで、あなたの将来を判断しようとします。

しかし、神はあなたの中に神が与えたものに基づいて、あなたの将来の道を開こうとしておられるのです。

時には周囲の人が言うことと、神があなたの中に語ることが異なるものです。

人が語るメッセージは目に見える、大きな声で、何度も繰り返されます。

神があなたの中に語りかけるメッセージは目に見えない、小さな声で、注意していないと、すぐに消えてしまいます。

本当のあなたの才能と能力を生かす道は神からの声にあります。

神のスケールの大きさを自然界の中に見て、神の言葉を聖書を通して蓄えるようになるとき、あなたの中に神の存在が生まれ、神の導きをしっかり聞くことができるようになり、神の働きによって、驚く人生が展開していくのです!

神に望みを置く

“私たちにすべての物を豊かに与えて楽しませてくださる神に望みを置き、”

テモテへの手紙 第一 6章17節

人生の夢や目標を持って、向上心を持って神のさらなる大きな働きを期待して日々過ごすのと同じくらいに、神が今あなたに与えてくださっているものに一つ一つ感謝することは大切なことです。

時として、将来を心配し過ぎたり、過去を振り返り過ぎたりすると、今の一瞬にある大切なものを見過ごしてしまうことがあります。

変えることのできない過去は、神が与えてくれた良いことに感謝し、教訓から学んだことを感謝し、将来には神が与えてくださっている大きなビジョンに前向きな期待をもつと同時に、あなたの人生は神の御手の中にあることをいつも思い起こすのです。

そして、今にできることに全力を尽くすと同時に、今神が与えてくださっている恵に感謝するのです。

あなたの中に神の視点がないと、理解できない過去から離れれなくなり、自分でコントロールできない将来に不安を抱き、今に集中できなくなってしまいます。

あなたの人生の中に、神の視点を取り入れてみてください。

同じ環境の中でも、世界が全く変わって見えるようになるでしょう!

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