“まことに私のいのちの日の限りいつくしみと恵みが私を追って来るでしょう。私はいつまでも主の家に住まいます。” 詩篇　23篇6節

聖書に登場する勇士の一人であるダビデは様々な大変な試練の中にあっても常に神の前に希望をおいて前進し続けました。

ある時は戦いから帰ってくると、自分の治めていた街が焼かれていて、家族も連れ去られていました。みんなが大泣きしている中で、彼はそれでも神の前に希望をおき、自分奮い立たせて、また立ち上がったのです。

またある時には、自分の子供に自分の命を狙われることもありました。しかしそれでも彼は常に神の前に希望を置いてどんな時も神の働きを信じて歩み続けることができたのです。

私たちも日々の 日常の生活の中で様々な状況に会うことがあります。

しかし、神の素晴らしい働きは、命がある限り、私たちを追いかけてきているのです。

私たちはともすると目の周りの状況見て、その中で将来の希望を失って、あらゆる可能性を自分からシャットアウトしてしまうことがあります。

神はあなたを常に追いかけてきて、あなたに素晴らしいものを与えようとしておられるのです。

そのことに気がつくとき、素晴らしい神からの大きなビジョンが確実に焼き付けられるようになります。

そして内側に神のビジョンが生き生きと描かれていれば、自然に力と希望が湧いてきて、どんなに一時的に打ちのめされることがあっても、また立ち上がって歩むことができるでしょう。

決してあなたの中の希望の炎を、周囲の否定的な声や、一次的な逆境によって打ち消させないことです。

神の働きとビジョンは、周囲のどんな力よりも大きいのです。

空気の澄んだところで満点の星空を見たことがあるでしょうか？

無数の星を作った神は、あなたに無限の可能性と道を開くことができるのです。

あなたの周囲に素晴らしい働きをしている人がいるでしょう。

その人に働いている神は、あなたにも働いているのです。

人間はどんなに偉大な地位があろうと、経済的に恵まれていても、みんな神からみればどんぐりの背比べです。

飛行機から数々の家を見たことがあるでしょう。

近くで見ればどんな豪邸も、飛行機の高い高度からみれば点にしかすぎません。

奇跡的な大きな働きをしている人を見たら、その人を称賛し、その人に能力と力を与えた神を褒め称え、そして、その同じ神があなたにも働いていることをしっかり受け止めることです。

次はあなたの番なのです。

あなたにも同じような、またはもっと大きなスケールのことが起こるのです。

神の大きな働きがあなたを追ってきていることを実感できるとき、今あなたがどこにいるかは全く関係なく、あなたの人生は大きく変わり始めます。

やがて、自分の力をはるかに超えた神の導きに心から感謝せざるを得ない時がやってくるでしょう！！

“それは、あなたがたが地上での残された時を、もはや人間の欲望にではなく、神のみこころに生きるようになるためです。“ペテロの手紙 第一　4章2節

私たちの人生は、自分の欲望のためではなく、神に与えられた使命のために生きるようになるときに大きく変わり始めます。

私たちは神を知らないときには、神の大きな計画や、神に与えられた使命に気がつかないまま、社会的な影響を受けて自分が価値があると認めたものに向かって歩むものです。

気がつくと、一生懸命に頑張って手に入れても何か空虚感を感じたり、歩みの中で非常なストレスに悩まされたりするものです。

大きな目標を見出してがんばってきたつもりが、それを手に入れてしまえば、実はそんな大したものではなかったということがあるものです。

神に与えらた内から湧いてくる使命には、尽きることのない活力、希望、充実感があります。

そして、何か大きなものに導かれて、大船に乗って進んでいるような感覚があるのです。

だからこそ、どんなに大変な状況に遭遇しても、必要以上に恐れたり心配したりすることなく、前向きに進むことができるのです。

なぜなら、天地万物をコントロールしている神がともにいるという確信があるからです。

神との繋がりは理論ではありません。

あなたが聖書を読み進めるうちに、あるとき、別の本のように書かれている意味が突然わかる感覚がくるのです。

聖書を勉強するという感覚から、触れてエネルギーを与えらえるという感覚に変わるのです。

そして、あなたはいつも神に守られているという感覚が確信に変わって行きます。

その時には、あなたの前進を止めるものは何もなくなり、驚くような道が拓けていくことでしょう！

“「いのちを愛し、幸せな日々を見ようと願う者は、舌に悪口を言わせず、唇に欺きを語らせるな。悪を離れて善を行い、平和を求め、それを追え。” ペテロの手紙 第一　3章10～11節

幸せで満ち足りた人生を送るために必要な要素はそんなに多くはありません。

ここにその要素が集約されています。

いつも不平不満を言うことなく、神に感謝の言葉を捧げつつ、今の目の前のことに全力を尽くすのです。

たとえ状況がどうであろうと、神の前に正しいことを行い続けるのです。

あなたの真っ直ぐな姿勢を神はいつも見ています。

あなたが神に近づくとき、神はあなたに近づいて、進むべき方向をあなたに教え、正しい判断力をあなたに与えてくださいます。そして、最善のタイミングで引き上げてくださるのです。

あなたの中に神への本物の信頼があるときには、少しうまくいかないからと言って、あなたは決して諦めないでしょう。なぜなら、神が道を開いていてくださることを信じているからです。

あなたには必要な才能も能力も全て備えられているのです。

神が与えてくださった全てのものを最大限に生かして歩むとき、神はあなたを想像を超えたはるかに素晴らしい世界へ導くことでしょう！！

善を行って苦しみを受け、それを耐え忍ぶなら、それは神の御前に喜ばれることです。ペテロの手紙 第一　2章20節

私たちは社会に生きている限り、どんなに正しいことをしていても不当な扱いを受けることがあります。

正しい評価を受けることができずに、思うように次のステップにつながらないこともあるでしょう。

しかし、そうした状況等にいちいち一喜一憂して不平不満を言って、無駄な時間を過ごすか、それともそれも自分を成長させるための神からの贈り物であると信じて、また次のステップに向けてすぐに進むかがあなたの人生を変えていくのです。

思うように事が進まない時や、正当な評価を受けないときに、その状況に憂いたり嘆いたりすることに費やすエネルギーを、さらに次の事に向けて大きく歩むためのエネルギーに使うのです。

神は、あなたがどんなときにも前向いて進む姿勢を喜んでおられます。

神はどんな時も働き素晴らしい道を作ろうとしておられます。

不平不満や否定的な考えを抱くときに、神の備えてくださった道から外れてしまうのです。

どんなときにも神が常に働き、導き、そばにいてくださっていることを信じるとき、いちいち状況や環境の変化によって、一喜一憂することがなくなります。

周囲の評価にいちいち左右されることなく、どんなときにも正しい道を貫き、常に自分の最善を尽くすことができるになる時に、あなたの前に神が思わぬ素晴らしい道を開いて下さることを知るでしょう！

”あなたがたが新しく生まれたのは、朽ちる種からではなく朽ちない種からであり、生きた、いつまでも残る、神のことばによるのです。” ペテロの手紙 第一　1章23節

聖書に触れる時に、あなたは全く今までと違った価値観と考え方、力、希望が与えられるようになります。

なぜなら神からのメッセージというのは、しばしば、今までのあなたが人々から聞いた話とは全く次元の違うものの考え方であるからです。

神からのメッセージの素晴らしさに気がつく時に、あなたは人生は大きく舵を切って、方向転換をするようになります。

あなたがどういったものに影響されて、何に基準を置いて人生を生きているかによって、あなたの将来の方向性や道がすべて決まってくるのです。

あなたに命を与えている存在、この大自然と宇宙を完全な調和をもって動かしている力の存在を認識するときに、あなたの力をはるかに超えた神の存在を実感することができるでしょう。

どういうわけか人は、そうした自分の存在をはるかに超越した大きな力の存在と導きを意識することなく、自分の身の回りにある見たり聞いたりするものを、ただ受け身になってそのまま受け入れてしまう傾向があります。

特に情報過多の現代では、テレビやラジオ、インターネット、新聞、雑誌、本を通して、放っておいてもいろんな情報が入ってくるでしょう。

自分の中で、どういったものがあなたにとって本当に有益なのか、何が本当にあなたの人生役に立っているのかをよく考え始めるときに、あなたは自分にとって有益な情報を選択するようになります。

そして何よりも素晴らしい神の言葉に、集中して選択して意識を向けていくときに、あなたの人生は大きく変わって行くのです！！

“私は神の恵みを無にはしません” ガラテヤ人への手紙　2章21節

神はあなたに命を与えた時から、素晴らしい人生を一緒にセットして用意しておられるのです。

もし素晴らしいと思えるような人生からかけ離れた生活を送っているのなら、あなたは神の恵みを無にしてることになります。

神はたくさんの素晴らしい贈り物を何とかして与えたいと思っておられるのです。

もしそうした贈り物を受け取っていないとすれば、あなた自身で受け取ることを拒絶してるのかもしれません。

自分を超えた大きな創造主の存在を受け入れずに、自分勝手な人生を生きてきたのかもしれませんし、神を受け入れ、神の導きを受け入れながらも、導きに従って行動を起こさずにいるのかもしれません。

いずれにしても、神が自分の考えるどんな最善をも超越した素晴らしい贈り物を与えてくださっていることを本気で信じるときに、それを受け入れるためのあらゆる行動を本気で起こすようになります。

絶対に神の子として、用意されたすばらしい贈り物があるのだという確信が、どんなに不遇な状況の中にあっても、どんなに否定的なニュースを聞いても、それらに惑わされることなく、神に与えられた真実を求め、どんな状況にも負けずに力強く前進して行くための原動力になるのです。

目の前にどんなに大きな試練があっても、一時的に大変なように見えても、神は意味もなくそのような大変な試練を与えているのではありません。

すべての逆境はあなたの成長の糧であり、神はあなたの人生のあらゆる経験を通してあなたの人生に彩りを与えようとしておられるのです。

あなたがそのことを心から受け入れる時、日々の姿勢が変わり、素晴らしい人生が展開するようになることでしょう！！

”ですから、兄弟たち。主が来られる時まで耐え忍びなさい。見なさい。農夫は大地の貴重な実りを、初めの雨や後の雨が降るまで耐え忍んで待っています。” ヤコブの手紙　5章7節

神はあなたの人生を最善の計画を持って導いておられます。

作物の収穫に最善の時があるように、神の働きには最善の時があるのです。

農夫が作物の収穫を期待を持って待つように、私たちもいろんな状況の中にあって、常に期待の心を忘れないことです。

神のあなたの思うところ願うところをはるかに超えた大きな働きが起こるときがくるのです。

そして、農夫が、作物を育てるように、日々、その時期に応じて、その時にできる最善を行い続けるのです。

剪定をする時、肥料をやる時、土を耕す時、受粉をさせる時、等々、季節に応じてなすべきことがあり、それらのことを一つ一つきちんとやる時に、収穫を得ることができるように、あなたの人生にも、それぞれの時期になすべきことがあるのです。

台風や、大雨や、日照りがあるように、人生にも想定外のことが起こります。

しかし、それでも神が備えてくださった場所で、日々やるべきことを全力で着実にやり続け、神に与えられたビジョンの実現を期待して前進し続ける時、神があなたのために道を開いてくださいます。

私たちは時として、人間的な考えで将来を心配したり、策略を立てたりして、必要以上に多くの労力を費やしていることがあります。

どんなに私たちが完璧な計画を立てたところで、私たちの考えのスケールは限られいて、私たちの考えの通りに進まないことがあるものです。

もっと素直に、神の超自然的な奇跡的な導きに信頼して、日々自分にできる正しいことをきちんとやり続けるとき、神はあなたを自分でも想像もしなかった素晴らしい世界へ導いてくれるのです！！

“求めても得られないのは、自分の快楽のために使おうと、悪い動機で求めるからです。“

ヤコブの手紙　4章3節

神はあなたに必要なものを、どんなものでも与えてくださり、あなたの将来の全ての計画を知っておられます。

しかし、あなたが神から必要なものは全て与えられるためには、あなたが神とつながっていることが最大前提なのです。

あなたが、神と繋がらずに、自分の欲望の赴くままに生きているときには、あなたの心は神から離れ、世のいろいろな様々な否定的な影響を受けるので、あなたが求めるものも、ビジョンも、神の計画から離れたものになってしまい、そうしたものを一生懸命に自分の努力で求めても満たされず、どんどん悪循環に入ってしまうのです。

まず、聖書を通して、日々の祈りを通して、神と繋がることです。

そうすれば、あなたの心は正しい方向を向き、あなたの創造主が本来のあなたに与えられた能力と進むべき道を示してくださいます。

そして、必要なものは本当に次々と不思議な方法で備えられて行くのです。

その時にあなたの中にあるビジョンは、もはや自分勝手なものではなく、周囲の人を助け、幸せにし、社会に真に貢献するものになっているはずです。

同時に、あなただけに備えらた道をまっすぐに進むだけなので、人生が極めてシンプルになり、不必要な競争からも解放され、本当に自由に生きる事ができるようになります。

あなたの成長に伴って、周囲も成長し、ますます多くの人を巻き込んで大きな渦が起こり始めるのです。

やがて、あなたは人生を振り返って、「神様素晴らしい人生をありがとう」と本当に心から言えるようになるでしょう！

“私たちはみな、多くの点で過ちを犯すからです。もし、ことばで過ちを犯さない人がいたら、その人はからだ全体も制御できる完全な人です。” ヤコブの手紙　3章2節

私の語る言葉が、私たちの人生を決定します。

私たちが日々どのような言葉を語っているかを、もう一度いつも常に認識してみてください。

１日を振り返る時に、どんな会話をしていたかを振り返ってみることも役に立つでしょう。

言葉は意味もなく突然出てくるわけではありません。

発する言葉はすべて私たちが、過去に自分の中に蓄積したものの集大成なのです。

ですからあなたが話す言葉を聞けば、あなたが過去にどのような情報を蓄積し、どのような思考回路を形成してきたのかがすぐわかります。

もし、あなたの語る言葉が、否定的な希望のない言葉であるならば、あなたはそのような情報を自分で意識的に選択して頭の中に入れてきたに過ぎないのです。

ですから、もしあなたが自分の語る言葉を分析して、その中に否定的な言葉があまりにも多く含まれているのならば、どのようなものを日々見聞きしているのかをよく検討してみることが必要です。

今あなたの語っている言葉を聞けば、あなたの5年後の将来がわかると言われます。

将来を変えたければ、今あなたが語る言葉を変えるのです。

しかし、言葉だけ自分で無理に変えようとしても、なかなかうまくいかないものです。

まずは、普段見聞きするもの、経験するものを意識的に選択することです。

神から与えられた本当に価値のあるものは、全てポジティブで前向きで力があり、素晴らしい輝きを放っています。

聖書の中には神から語られた素晴らしい言葉がたくさん詰まっています。

そうした言葉を意識的に蓄え続けるうちに、あなたの中から自然に前向きな言葉が出るようになり、あなたの思うところ願うところを遥かに超えた素晴らしい人生が展開して行くことになるでしょう！

”同じように、信仰も行いが伴わないなら、それだけでは死んだものです。“

ヤコブの手紙　2章17節

あなたがどれくらい信じる心を持っているかと言う事は、あなたの行動のレベルを見ればすぐにわかります。

本気でできると思うことは、容易に行動に移すことができるのです。

あなたの心の中に「まだそんなことできないかもしれない」、そんな事は自分には無理かもしれない」という疑いがある間には、進んで行動できないものです。

何かやらなければいけないことがあっても、そこに壁みたいなものを感じることがあるとすれば、それはすべてあなたの心の中の問題です。

あなたが何か挑戦しなければいけないことがあっても、それに挑むだけの勇気がないとすれば、それはあなたの心の中の問題なのです。

あなたの心が神によって強められ、力が与えられ、支えられているならば、あなたはどんなことにも勇敢にチャレンジすることができます。

そして、決して諦めることなく、行動し続ける事ができるのです。

諦めや、挫折は、全て私たち自身の心の中の問題なのです。

あなたの中に、神からのビジョンが生き生きと描き続けられ、力と勇気と希望が与えられ続ける限り、あなたの人生はどこまでも大きく飛躍していくことでしょう。

太陽の光があなたに降り注ぐように、必要な力も勇気も希望も、あなたに注がれているのです。

自分の殻にこもって、暗い部屋に隠れることをやめて、神の前に素直に出るようになれば、太陽の光を注いでくださる神は、あなたに必要なものを溢れるばかりに注いでくださるのです。

やがて、あなた自分の人生を振り返って、こんな素晴らしい最高の人生を与えてくださってありがとうと、神に心から感謝できるようになるのです！！

神への感謝であふれた人生は素晴らしいのです！！