良い明日を期待する

“あなたの一生を良いもので満ち足らせる。あなたの若さは鷲のように新しくなる。”

詩篇 103篇5節

どんな状況にあっても、私たちは神の言葉に基づいて、良い明日があることを期待する事ができるのです。

世の中には否定的なニュースが溢れているかもしれません。

あなたの今の環境は、理想から離れているかもしれません。

思わぬトラブルの中にいるかもしれません。

しかし、それでも「神はあなたの一生を良いもので満たされると語っておられる」のです。

良いか悪いかは、その時の私たちの一時的な感情にすぎないものです。

神はあなたの一生を通して必要なものを備えておられるのです。

私たちは試練や苦難を通して、人格が磨かれ、神に繋がることを学ぶのです。

孤独の中で、本当の神の愛を知るのです。

希望を持てない状況の中で、神の言葉に基づいて希望を持つことを学ぶのです。

喜ぶ事ができない状況のんかで、毎日小さな喜びを見つけることを学ぶのです。

感謝できないような状況の中で、一つ一つのことに感謝することを学ぶのです。

そうやって、私たちの人格が磨かれ、神とのつながりが強くなるにつれて、素晴らしい人生が展開していくのです。

立ち返る

“そうすれば、すべての理解を超えた神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。”

ピリピ人への手紙 4章7節

心配、怒り、不安、絶望といった否定的な感情は、神から離れているサインです。

そのような感情が湧いてくるのを感じた時、それをいつまでも思い起こしたり、復讐の行動に出たりするまえに、神に立ち返るのです。

否定的な感情が生まれ、気分が前向きにならない時、できるだけ早い段階で、神の言葉に立ち返るのです。

人はもともと否定的な感情が勝手に生まれ、放っておくと自然に大きくなるようになっています。

しかし、同時に神は私たちに、「全ての理解を超えた平安」を与える事ができるのです。

とても平安を保てない状況の中で、神の存在を実感すると、どういうわけか平安が生まれるのです。

絶望的な状況の中で、どんな状況でも神が道を開いてくださると信じて希望が生まれ、また立ち上がって前に進めるのです。

どうやって、どのように事態が変わるか全てを見通すことはできません。

まるで濃い霧の中を進んでいるようです。

それでもあなたには確実に正しい方向に進んでいる目の前の車、すなわち神の導きは見えるのです。

その導きに従って、ひたすら前に進み続けるのです。

神の大きなビジョンをいつも見て、今できることに全力を尽くし続けるのです。

やがて神が一つ一つあなたに道を示し、神の働きによって思うところ願うところを超えた扉が開くのを見る時がくるでしょう。

あらゆる時に

“私はあらゆるときに主をほめたたえる。私の口にはいつも主への賛美がある。”

詩篇 34篇1節

物事が思うように進まないとき、それでも神の最善の導きの中にあることを信じて、正しい事を行い続ける時、実は私たちは最も成長しているのです。

不当に扱われても、他人を尊重し続ける、なかなか結果が出なくても今日できることにベストを尽くしつづける、誰にも評価されなくても常に手を抜かずに全力でやり続ける等、困難な時にこそ成長のチャンスがあるのです。

この詩編で語られているように「あらゆるときに」が鍵なのです。

あらゆる時に神とつながりつづけるとき、自然に賛美がわいてきます。

あらゆる時に神とつながっているあなたを止めることのできるものは何もありません。

あらゆる時に神の力を受けてどこまでも高く上がっていくのです!

ゆだねる

“あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。”

詩篇 37篇5節

自分のして欲しいことを神に祈るのではなく、神の導きを求め、神が与えてくださる一つ一つの状況を感謝し、その中で最善を尽くす時、神はあなたを喜びの人生の中に導いてくださるのです。

私たちは、ともすると自分の最善の将来を自分の小さなスケールの中に収めて、それが実現するように神に必死で祈ることがあります。

あなたの人生をコントロールしているのは神なのです。

自分が最善だと思っても、神はもっと素晴らしい人生を用意しています。

だからこそ、思いもよらない方向に展開したり、試練にあったりするのです。

全てが最善で神が必要があって備えてくださっているのだと確信する時、現状に対する不平不満が消えます。

そして否定的なエネルギーを消耗することなく、今に集中できる様になるのです。

やがて、神の導きは自分の小さな考えよりもはるかに素晴らしかった!という時が必ずやってきます!

今日1日

“モーセは彼らに言った。「だれも、それを朝まで残しておいてはならない。」

しかし、彼らはモーセの言うことを聞かず、ある者は朝までその一部を残しておいた。すると、それに虫がわき、臭くなった。モーセは彼らに向かって怒った。

彼らは朝ごとに、各自が食べる分量を集め、日が高くなると、それは溶けた。”

出エジプト記 16章19~21節

イスラエルの人々がエジプトから脱出して、約束の地に向かうとき、神は民にマナという食物を毎日1日分だけ新しく与えたのでした。

その日1日だけ生きるのに十分な量を与えたのです。

マナは1日しか持たず、次の日にはもう腐っていたのです。

神は毎日あなたに新しい1日を与えてくださいます。

そして、今日1日のために必要なものを全て備えていてくださるのです。

マナが腐ってしまったり、次の日の分のマナを神は与えなかったように、過去のことをいつまでも引きずったり、将来を心配したりするのは、あなたの仕事ではないのです。

今日という新しい1日、今に集中して神の前にできることにベストを尽くし続ける時、神はあなたのために備えた素晴らしい人生の中に導いてくださるのです!

正直な告白

“しかし私は虫けらです。人間ではありません。人のそしりの的民の蔑みの的です。”

詩篇 22篇6節

聖書の中には時々このような驚くほど正直な魂の告白が描かれています。

これが、聖書が世の中の「こうすればうまくいく」式の教えと全く異なったレベルにある理由の一つだと思います。

特に詩篇には揺れ動く人の心が見事に描かれています。

この言葉を語ったダビデは、列王記の中では、全ての人が恐れていた巨人の戦士に、神の働きを信じで立ち向かい、石投げ器一つで打ち勝ったヒーローとして描かれています。

そして王となった後も、数々の勇敢な戦いを勝ち抜いてきたのです。

その気丈な戦士が、こんな言葉を語っているのです。

彼が神に用いられた最大の理由は、この様に気が落ち込むことがあっても、また神を見上げて立ち返って歩み続けたからです。

詩篇を続けて読むと、彼がこの様な鬱とも思えるような状況から立ち上がる様子がよくわかります。

この章の初めで落ち込んでいたダビデは、23節で「主を恐れる人々よ 主を賛美せよ」と神を賛美し始め、次の章では「助けを叫び求めたとき聞いてくださった」と、神に立ち返っていく姿が描かれています。そして次の有名な23篇では「主は私の羊飼い、私は乏しいことがありません」と希望に満ちて立ち上がっているのです。

私たちは人間は、さまざまな外的な影響によって心が揺れ動くのは当然なのです。

落ち込んだり、絶望したりする自分を責める必要はないのです。

神は、私たちがもろい心を持っているのを十分知っているのです。

だからこそ、いつもあなたのそばにいて、あなたを助けようとしておられるのです。

すぐそばにいる神の存在に気がつき、神を見上げてまた立ち上がる時、神はあなたをさらに高いレベルへ引き上げてくださるのです。

そうして、神とともに歩む人生の素晴らしさを知るようになるのです!

永遠に湧き出る水

“しかし、わたしが与える水を飲む人は、いつまでも決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人の内で泉となり、永遠のいのちへの水が湧き出ます。」”

ヨハネの福音書 4章14節

世の中には否定的なニュースが溢れてていて、それらをいつも聞いていると、将来に対する明るい希望を持つことが難しくなる時があるかもしれません。

そんな時、神の大きな働きと、導き、大きな愛にもう一度焦点を当てるのです。

神がこれまであなたにしてくださった、素晴らしい働きを思い起こすのです。

人々に神がなされた奇跡的な働きを見て、神の働きの素晴らしさを実感するのです。

他の人に奇跡的な働きを成した神は、今日あなたにも働き、奇跡的な働きを成そうとされているのです。

自らの常識的な考えを捨てて、神の大きなスケールに合わせるのです。

いつも心の中に神の大きなビジョンを描き続けるのです。

現実に不平不満を言う代わりに、信仰の言葉を告白し続けるのです。

「こんなのは無理だ!」と嘆く代わりに、「私は私を強くしてくださる方によって、私はどんなことでもできるのです(ピリピ4:13)」と聖書の言葉を語り続けるのです。

あらゆる否定的な考えを神の素晴らしい言葉とビジョンに置き換え続けるとき、次第にあなたの心が神に調和する様になり、決して渇くことの無い希望と力が湧いてくるのです!

与えられた道を真っ直ぐに進む

“ダビデは兄から別の人の方に向き直り、同じことを尋ねた。すると、兵たちは先ほどと同じ返事をした。”

サムエル記 第一 17章30節

旧約聖書に登場する有名なダビデとゴリアテの戦いの箇所です。

ダビデは一人の羊飼いの少年に過ぎませんでしたが、誰も倒すことのできなかった巨人の戦士、ゴリアテを、彼がいつも羊を守るために使っていた石投げ器を使って一撃で倒し、一躍ヒーローとなったのでした。

周囲の人々が、巨人の戦士を前にして怯んでいる中で、ダビデはこの戦いに臨む前に、近くにいる兄に「自分が戦いにいく」と告げたのでした。

すると、兄はダビデに向かって、「お前は戦士の訓練を受けたことのないただの羊飼いだから、無理だ」と言ったのでした。

その時にダビデが取った行動が、この聖書の箇所です。

ダビデは兄を説得したり、議論する代わりに、ただ兄から離れて真っ直ぐに戦いに向かったのでした。

あなたも人生を変える様な大きなチャレンジを前にするとき、周囲の人からそんなことは無理だとか、角が立つとか言われたことがあるかもしれません。

大きな飛躍の時には、サポートしてくれる人がいる一方で、あなたの本当の可能性を知らずに、あなたのチャレンジを止めようとしたり、意味もなく批判したりする人が必ずいるものです。

そんな時、人にどう思われるかを気にして、踏みとどまってしまうか、神に与えられたビジョンに向かってまっすぐ進むかが、あなたの人生を決めるのです。

あなたの本当の可能性は神にしか見えません。

それが見えない人といくら議論しても無駄です。

時には、嫉妬や妬みからあなたを攻撃する人もいるでしょう。

そんな時、どこまでも神を見上げて真っ直ぐに進むのです。

不要な議論をしたり、根拠のない批判をまともに受けたりして、あなたの貴重なエネルギーを無駄にしないことが大切です。

あらゆる人を大切にして尊重することは大切ですが、全ての人を喜ばすことはできないのです。

あなたが周囲の全ての人のために動き始めて、周囲の全ての人を喜ばせようとすると、結局自分が犠牲になってしまいます。

人はあなたの神に与えられたビジョンを全て見ることはできません。

それぞれの人の見える世界の中で生きているのです。

神につながるとき、人を尊重しつつも、真っ直ぐに神に与えられえた道を進むことができる様になります。

不必要な否定的な働きを逃れて、自分のもつエネルギーを正しい方向へ向けるとき、神があなたのために備えた素晴らしい人生が展開していくのです!

必要が全て満たされる

“また、私の神は、キリスト・イエスの栄光のうちにあるご自分の豊かさにしたがって、あなたがたの必要をすべて満たしてくださいます。”

ピリピ人への手紙 4章19節

神は私たちに何が必要か知っておられ、必要を全て満たしてくださると語っています。

でも、現状をみると必ずしも必要が全て満たされているとは思えないこともあります。

そうして神への不満と不信が湧いてくることがあります。

神のこの言葉を受け入れる時には、まずあなたが、いつも神を第一にしている必要があるのです。

あらゆる時に神の存在と導きを実感している時には、どんな小さなことの中にも神の働きを見て感謝するようになり、本当に必要が満たされていると感じで、その感謝の思いがさらに前向きな明るい心を生み出して、状況が好転していくのです。

必要が満たされていないと思って、不定不満に満ちているときは、心が神から離れているものです。

神はあなたにとって必要なものを備えようとしているのに、あなたは社会的な人間的な常識や考えに基づいて、経済的な祝福、成功、強い肉体、完全な人間関係等を求めているものです。

どんな不都合な、不快に思うことがあっても、神はあなたに必要でないものは人生の中には備えていないのです。

どんな試練も成長のための貴重な機会です。

あなたの心が神に忠実な時、あらゆる逆境の中で、何を学ぶかを神から教えられ、成長し、神の働きのために用いられていくのです。

あらゆることが感謝に変わっていく時、本物の平安の中で生きることができるようになるのです。

全ては一時的

“あなたがたが経験した試練はみな、人の知らないものではありません。神は真実な方です。あなたがたを耐えられない試練にあわせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えていてくださいます。”

コリント人への手紙 第一 10章13節

思わぬ不幸や逆境にあって、その中で肉体的にも精神的にも疲れてしまう時、何かその大変な状況がいつまでも続くかのような錯覚を覚えることがあります。

しかし、どんな状況も全て一時的なのです。

神があなたのために特別に用意した人生の脚本の1ページに過ぎないのです。

いつまでも同じページを読み返してそこにとどまるのではなく、ページをめくって次に進むのです。

どんな人の人生にも山あり谷ありなのです。

この聖書の箇所が語っているように、どんなに大変な状況にあると思っていても、神は決して耐えることのできない試練には合わせないのです。そしてそこから脱出することができるように、もうすでに道を備えていてくださるのです。

絶対的な神の導きを信じることができるとき、あらゆる否定的な感情から自由になって、目を上げて、今できることに一つ一つ前向きに取り組むことができるようになります。

何か周囲の環境が変わるのを待つのではなく、今ここで自分にできることに着実に取り組めるようになります。

袋小路の中に入って、あきらめそうになったり、悲しみや怒りにくれることもあるでしょう。

でも、神は真実な方です。

いつもあなたと共にいて、あなたのために働いておられます。

そのことを信じて前に進み続ける時、やがてあらゆる試練も逆境も全て必要があって備えてくださっていたのだと気がつくときがやってきます。

あらゆる困難な状況の後には、必ず大きな飛躍が待っています。

神があなたを成長させてくださって、新しい次元に引き上げてくださるのです!

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