私たちは大人になると、自分の存在について意識するようになります。
自分は何者なのか、周囲からどう見られているのか等を自然に考えるようになります。
そして、時に、自分の存在が傷つけられるような状況に追い込まれたり、自分の存在が否定されるようなことを言われたり、人のために頑張って努力しても全く感謝されなかったりすると心に傷がつきますよね。
あなたの存在は、多くの場合、社会的な相対的関係によって決められています。
家族の中での役割、仕事での役割、地域での役割等々、あなたに社会の中で自然に与えられた役割があなたの存在価値を決めているのです。
全く見知らぬ土地に行った時、初めは心が落ち着かないのは、こうした役割がないからです。
しかし、あなたの存在が周囲との関係だけによって決められていると、周囲の状況によって、あなたの心は一喜一憂するようになります。
あなたには、神とのつながりによって、決して変わらない存在価値があるのです。
いつもあなたのこと大切に思い、あなたのために道を開き、あなたのためにチャンスを作っている神はいつもあなたのそばにいるのです。
そして、神はどんな過ちを犯しても、決してあなたのことを責めたりしません。
カーナビを使って車を運転している時に、道を間違えても、すぐにまた最短コースを示してくれるように、あなたがどんな間違いをしても、神はすぐにまた次の道を開いてくれるのです。
あなたのアイデンティティが神の上にしっかりと立っている時、あなたは周囲の声や、うまくいかないことにいちいち左右されなくなり、より明確に自分の進むべき方向性が見えるようになります。
そして、あなたの人生はもっとシンプルになり、充実してくるのです。