しっかり立って、今日、あなたがたのために行われる主の救いを見なさい。(出エジプト14:13)
旧約聖書の中でも有名な話の一つです。
モーセという人が神の導きを受けて、奴隷として扱われていたイスラエル人をエジプトから脱出させ、約束の地に向かっていた時のことでした。
その行動を見たエジプトの王は怒って、イスラエル人の民を捉えようと、エジプトの精鋭の大群を送ります。
モーセが率いる民は逃げようとしますが、目の前に大きな海が広がっていて、逃げ場を失ってしまいます。
後ろからはエジプトの大群が迫ってきます。
逃げ場を失い、もう死ぬしかないと思った民は、こんなところで死ぬくらいなら、エジプトで奴隷だった方がましだと言って、リーダーのモーセに不平不満をぶちまけます。
その時、モーセが民に語った言葉がこの箇所です。
モーセはどんなに窮地に追い込まれても、どんなに民から苦情を言われても、決して怯むことなく、神の働きが「今日」起きると信じていたのでした。
そして、彼は神に、杖を海に向ければ、海が裂けて逃げるための道ができると言われます。
神の働きを信じていたモーセは、言われた通り、杖を海に向けると、本当にその通り海が裂けて道ができ、民はその奇跡的に作られた道を通って逃げたのでした。そして、何とその民が逃げ切った後には、また海の水によって、道が閉ざされ、後から追いかけてきたエジプト軍は海にのまれて、彼らを追うことはできなかったのでした。
常識では考えられないような話ですが、こんな奇跡的な話が旧約聖書には溢れています。
そして、面白いことに今日の科学者がそれを科学的に解明しているのです。
私たちのとって大切なことは、科学的な根拠よりも、このモーセの信仰です。
どんな状況に追い込まれても、神の働きが、まさに今、起ころうと信じている者にとって、不可能なことはなく、本当に道が開かれるのです。
人間的には不可能でも、神には不可能なことはありません。
ここに、信仰の本当の力があります。
神に支えられたあなたは、どこまでも限界を突破して、神の働き人として、大きく用いられ、驚くような人生が展開していくでしょう!
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