備えられた転換点

エッサイは息子ダビデに言った。「さあ、兄さんたちのために、この炒り麦一エパと、このパン十個を取り、兄さんたちの陣営に急いで持って行きなさい。

サムエル記 第一 1717

旧約聖書に登場する勇士の一人であるダビデは、誰も倒すことができなかった巨人の戦士ゴリアテに勝利することによって、人生に大きな転換点を迎えたのでした。

しかし、その転換点に至るまでは、彼は自分に与えられた場所で、自分の任務にただ忠実に日々過ごしていただけたのでした。

父から与えられた限られた数の羊の世話をすることに専念していたのです。

羊を守るために、石投げ器を使って、あらゆる猛獣から与えられた羊を守るための訓練を日々重ねていたのでした。

彼が普通の人と違った点は、彼が自分に与えられた環境の中で、自分の全てを捧げて最大限の努力を積んでいたことでした。そして、彼の石投げ器の腕は一流のレベルに達していたのでした。

それは200mの距離から100kn/hのスピードで石を投げ、顔の目や鼻といった各部分を命中させることのできるレベルだったと言います。

そして、必要があれば、獅子や熊の髭をつかんで格闘していたと言います。

しかし、家で飼っている限られた数の羊を守るだけの隠れた働きは、人々に知られることもなく、認められることもありませんでした。

そればかりでなく、ダビデは末っ子だったので、兄たちが一流の戦士としての訓練を受けいている中で、度々このように使い走りとして、この聖書の箇所にあるように、度々使い走りとして用いられていたのです。

ところが、神は、ダビデのそうした忠実な働きをしっかり見ていて、大きなチャンスを与えたのでした。

ある日、この聖書の箇所にあるように、ダビデは戦場に使いに送られます。

そこで、兄弟を含む自分の国の戦士が、敵の巨人の戦士ゴリアテを前にして、怯んでいる様子を見たのでした。

この巨人を倒せば、国の王になり、必要なものは何でも与えられると言われていましたが、ダビデはそうした報酬には目もくれず、ゴリアテが神を侮って戦いを挑んてくる姿勢に、憤りを感じて、周囲の反対を押し切って戦いを挑んだのでした。

ダビデは人がつけている鎧も劔も持たず、自分が一心不乱にそれまで磨いてきた石投げ器の技術のみを用いて、神の働きを信じて戦いに挑んだのです。

その後の展開は、この聖書の箇所に続くところが語っているように、圧倒的な勝利になり、ダビデの人生は、大きく変わったのでした。

あなたにも、今は誰にも認められない働きがあるかもしれません。

しかし、今できることに忠実に、自分の全てを捧げて一心不乱に取り組み続け、自分に与えられた才能を磨くために最善の努力を続けるとき、ダビデが石投げ器を用いてゴリアテに勝利したように、神があなたの磨かれた才能を発揮して、大きく人生が羽ばたくチャンスを必ず備えてくださいます。

そうして、あなたが今にベストを尽くし、神の導きに従って、チャレンジし続ける時、あなたは神の働き人として、どこまでも大きく用いられていくことでしょう!!

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